日曜の午後 お手伝いが嫌いなのは?

「お前な…なんでお手伝いを頼むと『トイレ!』って言っていなくなるんだよ!」

半ばあきれ顔で長男に言うと
長男は少し怒った感じで

「だって出したかったんだもん!」

そういうと次男とゲームを再開した。

私は居間の椅子に座ったままゲームに興じている二人を見ながら

「いつも頼むと『トイレ!』って消えるから文句を言っているんだよ!」

と怒った口調で言うと長男は黙ってゲームを続けている。

格闘ゲームなのですぐに勝負がつくだろうと思って見ていると
アッサリと次男が勝利した。

するとゲームに勝利した次男が私の方に振り向いて

「お手伝いが嫌いなのは、『お兄ちゃん』じゃなくて『ウンチ君』なんだよ!」

と言い放ってすぐに次のゲームに使うキャラクターを選んでいる。
ゲームにも負けて、言葉でも負けて悔しそうにしている長男を放置して。

そんな平穏な日曜の午後…